----鈴木流佳

小説の世界にもし入り込めるとしたら、この世 界に入り込みたい。 序盤から世界観がしっかり語られ、覚えられな いなあと思いながら読み進めていて……気付い たら、この世界の虜になっていました。 大陸の位置や交通機関、世界エネルギーや魔 法、国の内政部分など、ありとあらゆる設定が しっかりされていて、そこに息づく人々の姿が 浮かんでくるようです。 そこにはたくさんのキャラクターが登場するの ですが、個性がハッキリ出ていてどのキャラク ターも魅力でいっぱいです。 自分的には、天真爛漫のスピカ嬢と悪に見せ掛 け内心は……?なベルガ王子が好きです。 ストーリーでは、アクアが実の兄と手を取り 合って進もうと決意するシーン、キルがお墓で 悲しい別れを告げるシーン、マティが雪国に現 れたあのシーン…………そこが今現在で心に残っ てる名場面です。 キルの話ではウルッときましたのは内緒のはな し。 戦闘面では魔法のエフェクトがすごかった。特 にスピカ嬢、敵無し(笑) と挙げきれない見所ですが、一番はやっぱりア クアの成長力ですっ。 物語も佳境にさしかかり、これからの展開にま すます期待しております。

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