星奈

刹那とは一瞬のことですが、それが連続的につながると、人(ひと)の生になります。 このお話には忘れられない刹那(瞬間)を求め、感じ取ることができた二人が、 結果的にはそれを元によりよい”生”へと導かれていく、、、 そういう真摯なテーマが感じられます。 それでいてけっして内容的に難しくなったり理屈っぽくならず、 読み物として魅力的なところが、 桜柚姫さんの描写力のなせる技でしょう。 特筆すべきは、二人の関係性の描き方。 ”触れる”というのが キーワードのひとつだと思うのですが、 具体的な行為をほとんど書かないのに、ここまである意味エロチックに 男と女の情念というものを描けるのだなあと感嘆しました。 他の方のコメントにもありますが、ぜひ映像的にも見てみたいと思わせます。 素敵な作品をありがとうございました。^^
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spetersさん、この度は最後までお付き合い頂きありがとうございました! こんな素敵なレビュー、頂いてしまっていいのでしょうか? 自分の作品について書かれたことなのかと疑ってしまいそうな程のすごいレビューで、泣いてしまいそうです。 まだまだ描写力も文章力も足りていないと思います。 それでも何かを感じ取っていただけるものが届けられて、本当に嬉しいです。 しかし、え、えろちっくに!?ですって?(笑) そんなつもりなかったのに、もはやえろ臭を漂わせていたらしい自分に驚愕です(ー_ー)!! 映像として見たい、そんな風にまで思って頂けて幸せすぎました。 本当にありがとうございました(>_&
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そうですね、エロチックという表現が最適だったかわからないのですが、 肉体的なソレよりむしろ精神的なそれを感じました。 、、、触れるか触れないかという行為や関係性の中などに。 とにかく、表現として秀逸でした。 上記とは関係ない話ですが、かなり以前に東京の下北沢に住んでいたことがあり、 今は日本を離れたので知らないのですが、当時あの街には小さな劇場がいくつもあって、 いろいろなお芝居が催されていました。座布団を自分で持っていって 座って見るみたいな感じでした。箱が小さいので舞台に近くて、演じていた人たちも みな若くて、でもとてもパワフルな演技でした。 お話のなかに舞台の記述があったので、なんだか
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