岡田朔

音楽には、聴く人の悲しみを和らげたり喜びを増やしたりする力があり、その舞台はとても華やかで煌めいているように映ること多い。 けれども、演奏する側は綺麗事ばかりではなく、裏では少ないその演奏する場を巡って熾烈な争いが繰り広げられているのも事実で。 一緒に上を目指す仲間は時に優越感を、また時に劣等感をもたらす存在でもあり、皆、自分にしか出来ない表現を求め、もがきながら頂点を目指す厳しい世界でもある。 だからこそ、その熾烈な争いを経て、煌びやかな舞台に立った者の演奏はやはり素晴らしい。 この物語はそんな音楽の華やかな表舞台と裏の厳しい世界を偽りのない視点で描いた数少ない音楽小説だと思う。 だからこそ、読んでいて抉られるような心の痛みを感じることがしばしばあって、読むのが少し辛く感じることも。 でも、惹かれあう二人の芸術家の恋の行方が気になって気になって仕方がないからやっぱり読んでしまうわけで……。 これからの展開に更に期待すると共に、少し嫉妬。 まあつまり何が言いたいかというと、とても面白いよという事です。 是非一読することをオススメします。
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朔ちゃん、レビューありがとうございました*^^* 正直僕は音楽も美術も酷いセンスの持ち主なので← 音を奏でる人とか絵を描く人とか、その筋の関係者の方に見られるというのは結構なプレッシャーでもあり。 そして幸か不幸か「その筋」の方が複数名いらしてるんで、正直更新は毎回怖いのデスよ^^; だからこそ「その筋」の方が読み続けてくださっていることは僕の支えになっていて、今回その筆頭でもある音楽家・SakuOkadaからこういうレビューをいただけたことを大変光栄に思っています。 何よりこの作品を書きはじめるにあたって僕に大いに刺激を与えている「表現者」の1人が朔ちゃんだからね。最初に伝えてある通り
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