仙冬可

とても感情移入して読みました。 でも、誰に? カレンを思って突き放すクラウスも、見守るコンラッドも、ひたむきに学ぶカレンも、皆の気持ちが伝わって来て胸が痛くなっていました。 ひたひたと押し寄せる悲しい結末の予感。 「クラウス、なんでそうなんだよーー!!」 とがくんがくん胸元を揺さぶりたかった。 描写が丁寧で重厚で、その息苦しさが心地良いです。 布の重なったドレスが、重そうというだけでなく華奢な手首を強調するように。 クラウスとカレンの上に、様式や種の違い、決意がのしかかっているんだけど、気持ちは純粋で素敵です。 感情を抑えた二人の息を詰める様な一年を想像しました。 過去の妻たちのエピソードに愛が詰まっていて、クラウスが今まで諦めてきたものの多さが分かりました。 レビューがハードルアゲアゲの、世界観びっちりの、ページ縛り…………!! しかも童話! この縛られっぷりで物語を紡ぎあげた、るかさんの器と精神力は本当に凄い。それが努力に支えられてることも。 あ、個人的には貧血鬼にキュンでした。 クラウスよりも。クラウスは他の方の心も奪ってるのでいいかなってw 執筆お疲れ様でしたヽ(*´∀`)ノ 戦友の冬可より愛を込めて。(言ったもん勝ち)
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とーかさん……素敵なレビューをありがとうございます。 (///∇///)  世界に入り込むまでに時間を要し、入り込んでからは筆は速かった……。  私は何から何までびっちり表現することが好きで、地の文が多くなってしまう。  読みやすさやライト感がまるでないので、普段文に触れる機会が少ない方には重いと分かってる……んだけどやめられねー(笑)  今回、特に感じたのは、とーかさん、門一さんのお二人。殆ど口語で使う言葉で誰にでも分け隔てなく楽しみながらも、テーマの親子愛や友情などをしっかり出せていた。 小難しく書いちゃう私はなかなかそれができなくて、羨ましいのです。 レビューに関しては、ページ

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