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(※激しくネタバレです) 思わず一気読みしてしまいました! ページをめくる手が止められない素晴らしい作品!! ちょっと他のレビューには無いであろう視点からのレビューを試みます。 シェイクスピアやジョージルーカスなど古今東西の優れたストーリーテラーの作品には神話との共通項が多く、それはユングの語る集合的無意識から来るもので、人類が本質的に求める物語であると言われます。 その意味で、久弥はまさに英雄神話の英雄だと思うのです。 以下、英雄神話の構造。 英雄は王の血筋であるが、その誕生には困難を伴い(妾の子)、捨てられる。 身分の低い者(施設の先生)に育てられ成長し、己を捨てた象徴的な権力者(佐竹)に復讐する。 英雄は死に(ナイフで刺される)、復活して生まれ変わり本来の血筋(高宮姓)を認められる。 玉座につき(支社長就任)、妃(梓)を得る。 ゆえにこの作品は現代に蘇った神話。 まいさんは神だったのですね\(^q^)/
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