なむとし

読み手を引き回して、混乱させるものを孕んでいます。 客観的にみれば犯罪で、物語としてはホラーになるのかもしれない、でもこの話の中にあるのは、小さいが完結した世界で、僕はむしろその完結さに怖さを見た気がします。 チャットでの会話は、相手をよく知ろうともしない短絡的なもので、でもそれは実際にも存在するものだからリアリティもある。それに振り回されてしまう浅はかな男と、自分を変えようとして路頭に迷ってしまった少女が、出会うべくせずに出会ってしまった。混乱が始まって混乱のまま終わる。そんな完結世界が、実際には無いと言い切れないことが怖かったです。 朝っぱらから、妙な場所に迷い込んだ気分です。 コーヒー飲みたくなりました。
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こんにちは。 怖さですか。 うれしいです。 そうですねー。 薄っぺらい文字同士の世界は、孤独を味わう二人には刺激的かつ魅惑的なものだったんです。 物語はいつしか終わりを迎える普遍的なことわ彼らはまだ知りません。 その妙な気分にまだ浸りたいと思ってくださるならまた、よろしくお願いします。 あの二人とともにお待ちしておりますので……。

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