たすう存在

散文詩?を連ねて描いた物語ですね。 星が散らした瞬きのような謎をちりばめて描かれる幼い恋心とその未来。 恥ずかしい話ながら冬の大六角形というものを知りませんでしたので、一読後、画像を検索してからまた読ませていただきました。 それにしても天体で満ちた空というのは、どうしてこうも美しくもの悲しいのでしょうか。 そして本作はその星空のような――というよりも天体望遠鏡でその星空を覗き込んでいるようなアトモスフィア。 六角形からはじかれた昴。 シュワシュワのアワ玉。 星型のあざ。 涙型のチョコレート。 冷たい雪だるまのラッピング。 物語りを幾重にもデコレートするアイテムたちが意味深です。 これらの詩から、どのようなメタファを読み取るのか。 バトンパスの相手のみならず、読み手の想像力も試されているのかなあと感じました。 一点贅沢を言うならば、(最初のシーンが印象的な青空でしたし)画像検索をしなくても読み手の心に星空のビジュアルを焼きつけるような、物語の進行とは直接関係のない詩が冒頭付近にでもあれば、より作品の色を際立たせられたかな、と思いました。 冷たくもの悲しく、美しく温かい恋心の物語をありがとうございました。 ホワイトデーパートも楽しみにしております。
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「星の日に」に有り難いレビューありがとうございます☆ 元は散文詩をイメージして制作した作品ではなく、散らばったピースを組み立てていく過程で自然と、キャラクターやペアのお相手の作風などからイメージしていた世界観に近づきたいという思いから完成したのが、この「星の日に」でした ご指摘いただいた、冬の第六角形然り、星空を想像させる描写についてですが、ごもっともと唸らされました 世界観の構築に目を向けようと試行錯誤していながら、正直どこか物足りなさを感じていましたが、恥ずかしながら、ご指摘いただいて改めて、力量不足を痛感した次第です それでも多少なりとも、伝えたかった世界観を呼び起こせて

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