〆(シメ)

全編、あとがきまで読ませていただきました( ´∀`) 背景、人物、言の葉のひとつひとつに拘りを持って描かれた世界観は幻想的でいて、リアルに近しい巧みな表現、それを支える豊富な語彙に彩られたこの作品は、頁を捲るだけの私をまるで劇場の観覧客になったかの様な気持ちにさせてくれました。 主人公の歌奈の視点で進む物語は十代の女の子らしい、等身大でストレートな気持ちをコミカルに挟み込んで来て、それは誘拐されて「今まさに命の危険が危ないんだよ!()」と叫びたくなるようなシリアスなシーンですらブレることはなく。 思わずにやけてしまいました。 これは私事ですが、 あとがきで綴られていた著者様の生い立ちから、無宗教の身である自分は「とても敬虔な人なんだなあ」と小学生の作文の様な感想がぽっと出てしまったのですが……すみません脱線しました、切り替えまして。 隅々まで作り込まれた世界観、まさに神性を感じるような神様の表現などはそういった経験も多く影響しているのかな、と。 なんと言いますか、妙に説得力がある、といいますか笑 もうなんでしょう、とにかく登場キャラクターやストーリーがツボすぎてひとつひとつ語り始めたいのですが、ここを埋め尽くすだけでは足りないどころの話ではないので、歯を食い縛りながら総評という形にさせていただきます。 全編を通して、残る余韻はとても温かなものでした。 このお話を通して私が感じたことは "どんなときも、自分を見てくれている人がいる" ということでした。 それは著者様の伝えたかった"自分の命も他の命も大切にしてほしい"ということの延長線にあるかもしれない、と。 それは主人公の歌奈で言えばガーディアンのデジールやマイクであり、現世のママでもあり。 物語の終わりに歌奈は大切な"そういうこと"を忘れてしまいましたが。 気のせいとも思える感覚の奥底に 最後に落ちた二枚の羽根の中に 悪魔が教えてくれた"そういうこと"が残っていればいいなと、そう思いました。 ではでは。 長々と暴走した乱文を失礼致しました、素晴らしいお話をありがとうございました!
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〆さま この度は拙作に過分なレビューを寄せてくださり、 まことにありがとうございます! とっても嬉しいです( ´艸`) わたくしは、決して敬虔ではないのですが、 そういう環境で育ってきたことは、 確かに役立ったかもしれません(笑) 個人的に〆さまのツボにハマったキャラ を知りたいです。むふふ( ´艸`) よろしければ、お聞かせ下さい♪ また頑張る英気をいただきました。 本当にありがとうございました!
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いえいえこちらこそ、喜んでもらえて嬉しいです♪ 読了後の感情のままにつらつらと書いてしまったので失礼がないか心配でした笑 そうですね、 勿論ルシファー様……と言いたい所ですが、世にも奇妙な物語に出てきそうな地味にイケメンPさんや、幼稚園時代という曖昧な記憶に残るタクヤ君も捨てがたいですし…( 個人的に一番のお気に入りはマイクさんですね♪ 素朴ながら、(ルシファー以外)敵がいなさそうなアンさんの意表を突く存外スマートなシーンとか笑 舞台が地獄メインでしたので、天国の方のお話とか見てみたいなあとか思ったりしておりましたねー( ´∀`)
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