岡田朔

少しだけ斜めから見ているような 子どもでもなく、大人でもない 狭間にいる僅かな時間の今だからこそ 詠える繊細な詩 ぱっと読んで そのまま理解出来るわけではないのだけど でも確かに頭の中に詩の中に生きる人が浮かび 何かを訴えてくる 高らかには言わず 小さな声で呟くように それはなんとなく 少し世の中に対する諦めを含んでもいるし 希望も捨てきれていない 怖がっているようにも思えるし 期待しているようにも思える 狭間の声は心にざわめきを与える あの頃の自分を思い出すように 東野くんならではの感性でしっかりと選ばれた 言葉の数々が創りだす世界はアンニュイでノスタルジック 素敵な詩集でした。 ありがとうございました。
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