autumn

「RとSは死体で交わる」 読了したので感想を連ねます。 最初にメガネさんの作風がとても好きです。 張り巡らされた伏線回収まで登場人物たちのほぼ全員が猟奇的とも逸脱とも変人とも言える人物像で、これをどう捉えるかで この先の物語を追えるか分かれ道になると思いました。 もちろん、書き手も承知の上、覚悟の上だったと思います。   死体が寝転がってるわりに、ストーリー展開がおどろおどろせず、軽妙に思えるのは書き手の読ませる力量と持ってる持ち味だと思います。 そうでなければ登場人物に愛着を感じるなどありえないし 読者は最初から最後まで律が良かったです。 そして、登場人物たちの人物像から別の物語が生まれても可笑しくない材料が充分仕込まれてると思いました。 かなりこってるなと… また、物語で外せないのが人の心の闇を扱ってるとこです。 正直、心の病名やしょう害名がついてしまいそうな人たちが繰り広げる世界観とは非日常的で風変わりだったりする。 亮介のような嗜好をもつ人は思いの外沢山いて常に心のコントロールをしている? そんな彼らは案外遠くない近い場所にいて、読者ならどう接するのだろうとリアルに考えてみたりしました。 律の「そこは、楽しい?」と亮介の心を掴む場面はグッときますね。 終盤P100物語の要となる部分は、おおってきた膜が剥がされるようなそんな気持ちでした。 亮介をはじめ事件に関わってる人たちの心理がクリアになっていく過程は不謹慎にも快感を感じてました。 私的には設定上難しいと思うけど、亮介とあさみの知られてないエピソード的なものがもうひとつ欲しかったです。 そしてルカの視点で人生を描いた物語も読んでみたいと思いました。 欲張ると律も(笑) 良作ありがとう~
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オータムさんこんばんは~! スターとレビュー、ありがとうございます! こんなに丁寧なレビューを書いていただけたなんて凄くうれしいです(´∀`*) しかも褒めて貰ってばかり……! 拙いところも多々ありますが、結構思い入れがある作品なのです。こんなに評価して戴けて、嬉しいです。 本当に変人ばかりでしたw ひとによってはリアリティの欠如と取られるかもしれません。 エンタメ性重視と自分の楽しさのため、こうなりました(笑 そして、律を気に入って戴きありがとうございます(*^_^*) 私も、書いていて一番好きなキャラクターでした。 律とコトリのスピンオフを、いっとき書こうかと思っていたくらいです。(
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コメントありがとうございます。 あさみはあかねですね、間違えてしまいました。 さやかは厚木さんの次に苦手な登場人物かもしれない。 でも彼女も何かしらの背景を持ってそうですね。 人によってはリアリティーの欠如と取られるかもしれません。 確かに否定できませんが、私個人は全くそんな感じはしなかったです。 何故か…人はこの物語の登場人物の延長線上に住んでいると思っているからです。 誰もが少しずつこういう要素を持ってるというのかなそんな感じがするんですよね。 ストレートに書いてしまうよりエンタメ性を取り入れる、理想的だと思います。 ルカの視点で物語を書いたらエブリで読者を探すのは大変かも(笑) な
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