私が感じたままの想いを文字に変えたレビューとなりますが。 私は一章も二章も「同じ物語」派です。 (^ ^) まず一章では子供向けに書かれたような親しみさのある文体。 そして即結婚!な展開にニヤニヤ。笑 私の中であの悪魔はきっと美形! お姫様(女の子)は綺麗なものが大好きですから、結婚しちゃいたい気持ちもわかる♪笑 余談ですが昔「悪魔の花嫁」という漫画があったのですが、それを思い出しまた読みたくなりました。 ……話を戻します。 そしていつの間にか姫も悪魔に…… 結婚します!なんて言っちゃった段階で悪魔にされちゃったのかしら。 それとも魔笛のような音を聴いてしまったからかなぁ……。 いろんな妄想が広がりました。 それが楽しい。 私は決定付けしてない設定……うまく言えませんが、読む側にたくさん想像する余地を与える、そんな童話が好きです。 そして金子さんのこの作品は想像力を膨らませてくれるところが素晴らしいと思いました。(金子さんの過去の作品もわりとそういう書き方だったような気がします。(再公開求む!)笑 甘い誘惑(笛の音)にはご用心! そして人生を左右するような決め事(結婚)とか、そんなに簡単に決めちゃだめよね! この辺りを教訓と感じました。 続いて二章。 一体どうなるんだろう∑(゚Д゚)と、ドキドキさせられて。 冒頭を読みだしたところで衝撃! うわぁー、こっちは書き方が違うっっ! 濃い!笑 やられた!なんて思っちゃった。(^ ^) 異世界にどっぷり浸かれる描写力。 妖しげな人外たちと戯れ交わる場面は独特で。 あの場面では笛の音に混ざって、鐘やら太鼓やら、とにかくいろんな響きを想像しました。 もうね、私は金子さんの大ファンなので (*^^*) 書き出すと好き好きモードが溢れちゃって、レビューというよりファンレターになっちゃうのよ………ごめん(^ ^) (しかも長い……) 悪魔の笛の音は彼が人の魂を奪うことで上達していくのかなぁ、と思いました。 ラスト、悪魔は魔力もあるのだから、姫の替え玉の1人や2人、簡単に処刑台へ立たせられますよね。 なので、悪魔になってしまった(私はそう解釈しているのですが)姫君はこの後、たくさんの殿方のハート(魂)を奪い、骨抜きにしながら美笛を吹き続けるのでしょう………。 素敵です。 あ、真っ赤な表紙も良かったです。 金子さんらしい作品、堪能させてもらいました。 ありがとう。
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悪魔の美形認定ありがとうございます笑 想像することが楽しい、と仰っていただいているので、なるべく決定付けしないようにお返事したいと思うのですが……。 せっかくこれほど『四つ辻の美笛』を愛していただいたので、どこにも書かなかった余談を幾つかお届けします^ ^ ・悪魔というものには〝かかと〟が無いそうです。本作はその点にこだわりました^ ^ ・〝アドナイ〟は〝我が主〟という意味の言葉です。 ・本作は、教祖アントン・サンダー・ラウェイ氏に捧げるものですが、金子はサタニズムというわけではありません^ ^ ・表紙は世界名作童話的な雰囲気を目指して作成したものです笑 ことはりこさまの作品
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余談を教えていただき嬉しいです♪ それを踏まえた上でまた読み返すと楽しさも倍増ですっ!(*^^*) あのような知識は一体どこから得られるのでしょう。 悪魔のかかともアドナイも、そして恥ずかしいことに、アントン・サンダー・ラウェイ氏のことも知らなかった私デス。 (^^;; こちらこそ、金子さんの2作目の童話世界も堪能させてもらいます~♪
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