清瀬 美月

愛しい人に幸せになってもらいたいと願う気持ち。 たとえそれが自分の心に蓋をしたとしても、――。 『幾つかの夜、幾つもの朝』の夏希さんが、こんなにも深くその心に慈愛の気持ちを秘めていたとは……。 誰にも気付かれないところではらはらと涙する夏希さんに胸を締め付けられました。 仕事もできて気遣いもできる。 情に厚くて凛としているのに、脆さもある。 要君の前で心が解けていくように素の自分に戻っていく夏希さんが可愛らしかったです。 眠りたくても眠れない不甲斐なさは、痛いほどわかるんですよね。 繋いだ手の温かさに安心して眠ることができたこと。 しかも家事が得意で甘やかしてくれる。 そんな年下のワンコみたいな彼…誰だって手放したくないに決まってます(笑) いつしか素直に甘えられて箍が外れていく、きっとそんな無防備な姿に要君も惹かれていったんだろうなあと思います。 二人とも肝心なことは何ひとつ伝えていない不器用さがもどかしくて。 だからこそ、それぞれに自分を見つめ直すことができたのかな。 フランスで再会したあと、要君に押されちゃってる夏希さんが可愛くてきゅんとしました。 そして、セルジュ!ジェーン!! 夏希さんの見ていた白の世界は新しい世界。 光が差し込む場所は燻った感情の出口、未来へと続く入口だったのかもしれませんね。 出会うべくして出会った二人なのかな、と温かな気持ちになりました。 冬ラブイベント主催、お疲れさまでした。 レビューが遅くなってしまいました! 素晴らしいイベントに参加出来たこと、そして素敵な作品を読めること、本当に嬉しく思います。 ありがとうございました。
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美月さん、『明け方の眠り姫』にレビューをくださり、ありがとうございました。 夏希は、元の作品『幾つかの夜、幾つもの朝』のほうでは、仕事のシーンしか描いていなくて、結構勝ち気で押しの強い女性として描いていました。 ところが、実際は……。 仕事に人生かけすぎて恋愛下手だし、ずぼらなところもあるし、案外脆いし。 作品を読んだ女性読者の皆さんに、「あー、あるある」って共感してもらえたら嬉しいなあって思いながら書いていました。 後半、要がぐいぐいくる部分は、相方の雑音さんに執筆でも引っ張ってもらって(笑) 二人のイメージは旭さんのイラストから膨らませて、ラストまで書き終えることができました。 コラ
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萠さん、こんにちは(o´∀`o) お返事をありがとうございます。 素敵なコラボレーション作品でした。 読ませていただきながら、違う視点からもまた楽しめるなんて読み手には嬉しい限りです。 私もたいがい干物系なので(笑) 夏希さんの台詞は、あるあるわかるーと思いながら読んでいました(*´∀`) 今日は暖かいですね。 そちらは桜も見頃なのでしょうか。 お仕事頑張ってくださいねっ。
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