Satori

守り方は必ずしも同じじゃないのですね。転から結に向けての部分が特に好きです。 晶一にとってのふたつの家族に対しての想いが切ない。銃を使わず、配下を巻き込まずといった道理を通しながらも、義弟と大切な場所を守ろうとする姿が、タトゥーの意味と同じで彼本来の姿なのだと思った。 もしそんな覚悟を知っていたら、道理を無視してでも晶一を助けようとしたんだろうなと、窺わせる弟分たちの行動と、頭では理解していても、理解しきれない感情が沸騰するシーンが素晴らしく、書かれている文章以上に伝わってくるものがある物語だと思いました。 最後になりましたが、優秀作品選出おめでとうございます。読み応えのある短編でした。
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Satoriさん、レビューありがとうございます。 言葉で表現していない部分までを、深く感じ取ってくださって、この作品を書いてよかったなあ、としみじみ思いました。 たとえば愛情とか。 人それぞれの価値観があって、たしかに存在はしていても、本人が望むようなかたちではさしだしてもらえないこともありますよね。 そこに対するやりきれなさを描きたかったんです。(たぶん) 読み応えがある、と評していただき嬉しいです。これを励みに、また自分らしいものを書き続けていこうと思います(*´∇`*)
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