Kim

読み終えた直後、思わず「うわぁ!」と、感嘆の声を上げてしまいました。 そして更なる余韻に浸りたくて、続けて二度、三度と再読。 「奇妙なお店」×「時代物」×「妖」 これらが絶妙な具合に交錯する、とても趣深い一作です。 『羅宇』『残想』に続く、清水さまの時代もの。 相変わらず醸し出す匂いとか空気とか、歴史のうねりをビリビリと感じられるお話だと思います。 そしてやっぱり私は、清水さまの描くこれが大好きなのです! 「無くしたものを取り戻しましょう」 概要だけでゾクゾクしてしまいますが、果たして、取り戻したところで幸せになれるのだろうか? そんな問いには、作中で読み手次第でどちらとも受け取れる形で応えていただいています。 私は「彼女」視点で読み進めていたため、その情の深さに胸が痛くなりつつも、「彼女」は幸せになれたんだなぁ、と思っています。 ちなみにお人形。 「この作者さまの世界観で読めたら嬉しいな」なんて、密かにずっと思っていた題材でした。 それが本当に読めるなんて、大感激ですっ! ただ怖いだけではなく、深い思いと魂が込められた、モノを超えた存在として丁寧に描かれています。そこにも感激してしまいました。 素晴らしいお話を読ませていただき、ありがとうございました。
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kimさんおはー( ´ ▽ ` )ノ 失せもの屋に嬉しいレビューをありがとうございます! うはぁ\(//∇//) こんな風に思ってくれてたんですか! こんな嬉しいこと書いてくれちやって、照れる(笑) kimさんに喜んでいただけて嬉しいです(≧∇≦)ホントアザーーツす!!!
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