早川素子

うわぁ… なんといえばいいのか…幼虫の類は私はどちらかというと好きな方だったのに、危うく嫌いにさえなりそうでした。不気味で鳥肌が立ち、確かな狂気に満ちていました。 最初のうちは、同じくあの黒光りする悪魔は大敵でもあり、殺害に30分、死体処理に30分掛けて、さらには部屋のごみ箱には捨てられずコンビニに捨てにまで行ったことのある私と主人公が重なって見えました。 しかし、まさかあんな風に狂っていく日常。 自分にも起こることがあったらと思うと恐怖でしかなかったです。そんな繊細さはないわけですが。笑 昔、虫全般ほとんど大丈夫だったのに、いつしか甲虫が苦手になったのはほんの些細なきっかけでした。そういった、日常の一コマが人生を狂わせていく展開が、鳥肌が立つくらい気持ち悪くて、面白い作品でした。 ホラー、いいですね。ほかの作品も読んでみます!
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あらぁ、はじめましてぇ、こんにちは。 私、隣に住んでる伊藤ですぅ。 いつ、引っ越していらしたんですか? 最近? あ、先週? そうだったのぉ、知らなかったわぁ。 ……やだ、ごめんなさいね。 別に、挨拶に来なかったからどうのって言ってるわけじゃないのよ。 ただほら、こういうお住まいってご近所づきあいが希薄でしょぉ? そういうのって、寂しいじゃない? 前にも、上の階に住んでる……ええと、河瀬さん! あそこの奥さんと仲良くしてたんだけど、急にいなくなっちゃって。 けっこうショックだったのよぉ。 でもま、旦那さんとお子さんはいらっしゃるみたいだから 離婚とか……何か言いずらい事情があったのかしら
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