藤白 圭

この世が悪夢なら死んでも悪夢。 生きていたら生きていたで繰り返される地獄。 悪行を行えば、「死」を受け入れても、永遠の地獄が待っている。 まさに「運がいいのか悪いのか」 どのみち彼は責苦を味わうのだ。 命の重さと死は決して魂の解放ではないということを感じさせる重々しい作品。 ズシリと胸にきました。
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レビューありがとうございます。 運が悪い、ですね。 何故なら、自殺で昇天していれば、繰り返しの死の責苦(罰)だけですんだのに、目を覚ましたばかりに、殺人の責苦も受ける羽目になり。 今の日本だと、判決後刑が執行されるまで最低5年から10年、反省の日々を過ごさなくてはならない、主人公は死んだらどうなるか知ってしまっているだけに、文字通り地獄の苦しみに苛まれるのでしょう。

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