清瀬 美月

今回はBとLがない。……なんですって!! しかーし。今回の琉希さんの世界観は痛みと甘さの両方を堪能できる作品でした。 「空気を吐き出す器官」では、その願いも切なくて。 自己防衛をしながらも段階を踏んでいたはずの想いが、気が付いた時にはもう溢れてしまっていて 悲鳴すら上げることもできないのかと思うと、苦しみが怒涛のように押し寄せてきました。 はくはくと空気だけを吐き出す口、まるで飾りのよう、という表現が虚しさを助長していて、ただただ痛みが増すようでした。 その反面「珈琲キャンディー」は甘くって。 珈琲キャンディーの苦味と甘さのバランスって絶妙な加減ですよね。 恋の切なさと、与えられる甘い刺激、そして駄目押しのように溶かされてしまう「声」の威力って……たまらないです。 はい、今回もまた琉希さんの世界観に、きゅんとしました。 琉希さん、今回もまた『女詩会』に参加してくださり、ありがとうございました。 もう4回目ですよーっ。早いですよね。 今年は琉希さんにとってどんな一年だったのでしょうか。 スランプとありましたが、そんなことはちっとも感じさせない琉希さんの世界ににやにやしちゃいました。 来年も琉希さんにとって素敵な一年でありますように。 心からの感謝をこめて。 清瀬美月。

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