げたんわさんのオリジナルをご拝読させて頂き大変感動した私ですが、更に今作で深い感動に包まれました。 なるほど。 今日子さんは葉子さんから『思い』を託されてレンタル桜となったのですね(涙) 作者様のオリジナルを読み解き、その世界を深く広げるクリエイターとしてのお力に大変感心致しました。 『私には果たさなければならない贖罪があるのです』と、今日子さんは切々と語ります。 人の命を奪ってしまった、それは本当に重い罪です。 しかし『贖罪』とは一体、何を持って贖罪と言うのでしょうか。 ただ自分の犯した罪を悔いて自ら死を選ぶ…。 これが果たして本当の意味での贖罪と言えるでしょうか。 『私が死という選択をしたのは貴方の言葉のせいではありません。 償えなんて言葉は一時の感情だったとわかっています。 私は現実から逃げただけです。』 この一節に大変心を揺さぶられました。 本当の意味で罪を償うとは一体どういう事なのか…。 思考に事欠かない普遍的な命題をご提示して頂き、 深い余韻…そして深い感動に包まれました。 大変、優れた作品です! ありがとうございました!!
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