奇妙ないじめの現場。最初は、そうとしか思えなかった。 だけど、読み進めるごとに違和感が疼き出す。 最後に、あぁ……そうだったのか……と、すべてまるごと納得する。 こういうことが、もしかしたら知らないどこかではおこなわれているのかも。 それは純粋に儀式であったり。ひょっとしたら目眩ましだったり。 伊坂幸太郎著の『サクリファイス』を思わせる。 腹立たしいような、それでいて少しメランコリック。望みは叶ったのだろうけど、手離しに喜べない、なんとも言えない寂しさが漂います。
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銀色||ω▼) レビューありがとうございます.:*・゜ 銀色||д▼) そうそう、俺も書きながら『サクリファイス』が頭をよぎってましたよww内容は忘れたけど← なんかこもっていたよね← 伊坂幸太郎先生の作品集は『フィッシュストーリー』くらいしか読んだことなかったな……。 そうですよ、メランコリックなんですよ……全員が全員、一斉に『こんなのおかしい!』って言えば、それで済むのに、なかには本気で信じている人もいて、慣習を変えるのは難しいんですよねえ……。
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おぉ! フィッシュストーリー読まれてましたか! あの作品集はわたしも大好きです。 いちばん好きなのは、『アヒルと鴨のコインロッカー』で何度も繰り返し読んでるんですが、最近とくに秀逸だと思ったのは『残り全部バケーション』。 ああいう爽快で、じわっと幸せな物語をいつか書いてみたいです。
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