【コメント】

かたよる曇りガラス

『女性誌に短編として掲載されていてもおかしくない完成度です』これが編集部さんからの書評でした。書評も他のかたのレビューも先入観を持ちたくないため、作品を読み終えてから読ませていただきました。やはり素晴らしい作品には素晴らしいレビューが集まってくるもので、レビューさえひとつの作品といえるものばかりでとにかくびっくりしています。さて作品についてですが、他のかたのような本格的なレビューは書けないけれど私なりの感想を。まず読後に編集部さんの書評を読み、ごく短い言葉でこの作品が選出された理由を最大限に引き出して書かれていたことに深い感銘を受けました。編集部さんの仰る通り、この作品は非常に文学的で紙に印刷された一冊の文庫本を読んでいるような気分になる、スマホとかそういう媒体を忘れさせる完成度です。作者が主人公にのめり込んでいる様が読んでいてすごく伝わってきました。のめり込んでいながらふいに客観的な見方が入ってきて、その切り替え……というより、二つの目線を持っていることがすごいと感じました。それは俳優が「スタート！」がかかってから「カット！」の声がかかった後の顔つきの違いと似ていると私は思います。私は自分の作品を愛している作者の作品が好きで、だからこそこの作品については主人公に作者が深くのめり込んでいる感を感じずにはいられなかったです。大人―― この作品を読むと大人もいいものだなと思います。大人の魅力を描いたことに成功した作品だと思いました。主人公が前を向く終わり方も読者にうつを残さず作者の温かみを感じられる幕閉じで「読んだー！」感が余韻として、達成感として誇らしく残る、そんな強者作品だと私は思っております。

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早川素子 7/7 17:52

春日野さんがレビューを書いて下さっている！！と一人で喜んでおります(●´ω｀●) 春日野さんはやはり、レビューを本当に真剣に書いて下さる方なんだと改めて感じました。大人の魅力を描いたことに成功した作品、だなんて|дﾟ)大人って、なってみてもやっぱり、自分はまだまだって思うことが多いとつくづく感じる作者の作品でございました。。嬉しいやら恥ずかしいやら。この作品が選出されたのは、すごく嬉しかったんです。色々と物思うものを作品に落とし込んでいたので。前向きになっていただけたなら良かったです！春日野さん、本当にレビューありがとうございました(^^)/

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春日野文子 Kasugano Ayane 7/9 2:00

いえいえ。私のレビューは本当ひよっこです。他の皆様のレビューはレビューの意味をきちんと理解して書かれている、レベルの高いものばかりで住んでる世界が違うような気がしました（笑）それでも素晴らしい作品を読ませていただいたので拙いながらも図々しく書かせていただいちゃいました。思い入れの強い作品が認められるってこの上ない嬉しさですよね。私は大抵思い入れの強い作品は落ちます（笑）ある意味自己中に書いてしまっているのかも？などと分析してみるんですけど。だから早川さんの喜びはすごく分かります。そういう作品が選出されて本当に良かったですね。おめでとうございます＼(^o^)／

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