マルムス

ユウさん、受賞おめでとうございます 岡山県に、太田部島と云う島がありまして、歩いて回っても一周30分も有れば回れてしまう小さな島です 僕はその島が好きで、度々訪れているのですが、この小説に出て来る断崖絶壁ハウスが多く存在していて、そこに住む人達の逞しさに感心したものです この物語には、高齢化する離島や僻地に住む高齢者が抱える問題が提起されています 都会でさえ、施設の整備が追い付かず、待機高齢者が溢れている昨今、この様な僻地に住む高齢者は、孤立無援と言っていい そんな僻地に、優しいが故、不器用が故に居場所を見い出せなかった若者が、自分の居場所を見い出す、それは、夢の様なストーリーです 都会では居場所のなかった彼が、僻地では救世主になる 人に頼られる、求められると云うには、苦痛と苦悩が付きまといます 個人として得をする事は無い けれど、 人は頼られるから、求められるから、頑張れる生き物でもあります 頼る人が居て、求める人が居て、それに応えられるなら、そこがその人の居場所なのでしょう 彼は、居場所を見つけました 社会が見捨てた僻地に こんな若者が沢山、都会から田舎に移り住んでくれれば、日本の未来は明るい そんな感慨を抱きました
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マルムスさん、おはようございます! 岡山県にも、こういう土地があるんですね! 若い頃に買った土地のあまりの急傾斜ぶりに、年を経て嘆く話を度々聞くようになりました。 勿論、工夫して皆さん愉しく過ごしておられますが、それでも過酷です。 そして若者もまた、誰に訴えることもできず、日々をやり過ごすのが精一杯。 これは損得抜きにした本当に夢の話ですが、心安らかにいられる場所を皆が持てたら。 彼らは決して見捨てられた弱者ではない。 理想や希望の域ですが、そんな願いを込めたタイトルです。 素敵なレビューにほろりとしました。 本当に、ありがとうございます!
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