狼歩

完結してから、再読いたしました。 隅々まで隙のない繊細な言葉遣いを、じっくり堪能いたしました。 美術に向かう高校生2人。 その議論はまっすぐで、青春真っ只中。未来に向かってもがいていました。 たくさんの美術用語や色彩名が出てきますが、とてもわかりやすく、素人にも抵抗なく理解できました。 人は二度死ぬ、という考え。 同時に、人が死ぬ時は一人ではないとも言えるのではないでしょうか。 残された人の心をも一緒に持ち去ってしまいます。 生きたくても生きられない人がいる。でも自ら命を絶った人もまた、生きたくても生きられなかった、というフレーズに涙しました。 死生観を改めて考えました。 心に響くお話でした。ありがとうございました。
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狼歩さん 最後まで物語に寄り添ってくださり、ありがとうございました(;_;) 内容は絵を出した時点ですでに出来上がっていたのですが、その時に狼歩さんから頂いたレビューが東堂のそれとぴったりで、涙が止まりませんでした。 自ら死を選んだ人は転生できずに、永遠に死の瞬間を繰り返す……と言いますが 罰といったものとは関係なしに、あまりにも「死にたい」という想いが強すぎて、死んだ後もその念だけが残ってしまうのではないか。そう考えてしまうのです。 もしそうだったら、もうそんなことしなくていい、楽になっていいんだよと、あの人の魂を抱きしめてあげたい。そうして、次こそは幸せな生に向かってくれたらと願わずには
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ありす♪ちゃーん。(´;Д;`) 優しいお言葉を、ありがとうございます。 辛く重いばかりだけのお話ではなく、生き生きとした明るい高校生同士の会話も楽しませていただきました。 本当はそんなことも書きたかったのですが、感想がぼやけるかと書きませんでした。 ありす♪ちゃんの優しさ、心の柔らかさ、嬉しく思います。我々は生きなければなりませんね。 ご丁寧にお返事をありがとうございました。
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