人は、最も大切にしないといけない人を疎かにする……そう聞いた事があります。 まさにそうで、そこにいて当たり前の人よりも、ある程度距離感を置いた人の方が気になるのですよね。だからこそ、失った後に気付くという言葉をよく耳にするのです。 作中にもありましたが、明るすぎて見えないんです。尤も大切な人は、ものは、光り輝き過ぎて、失って暗闇に落ちた後にしか見えない。そんな描写が痛いほど十分に伝わってきました。 昼間では見えないのに、あんなにも美しく、力強く輝く一番星。 永遠の記憶を残し、溶けない翼をもって、あの空へ…… 切なく儚い表現は描写となって浮かび上がり、辛く苦しい想いは心に届きます。繊細で美しく感じてしまう文章は、読み手を圧倒的な世界観へ誘う様になっていました。多くの方が作者様の表現の虜となっているでしょう。私もその一人として、物語の中に惹き込まれてしまいました。 ラストは表紙を含めた全てが繋がります。受け取り方は読み手により違うでしょう。ですが、これだけは全ての人が思ったはず。心に響く物語だったと…… プロの作品と言える秀逸な物語を楽しませて頂きました。多くの方に自信を持ってススメられる作品です!
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タッくん(´;ω;`) ありがとうございます。 この作品、最初は絵だけのつもりだったのですが、そこに宿っている物語も形にしたほうが良いのじゃないかという想いに駆られて執筆したものでした。 今はもう亡き友人への追悼として……。 生きていることの素晴らしさと苦しみを。 夜を前にして、一番に空に輝き それゆえに真っ先に消えてしまう、そんな一番星の儚さを……。 こちらが伝えたいものを感じ、読み取ってくださり さらにはこんなに素晴らしいレビューまで 本当にありがとうございました(;_;)

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