Satori

大好きなシリーズ作品です。 春樹の心がひとときの安らぎに満たされていく姿に安心感を覚えたのは束の間、八重の記憶とシンクロしていく姿に、不安を覚えながら読み進めました。 春樹じゃなければわからない苦しみ。確かにそうなんだけど、かといって救う手立てがないわけではないのかもしれない。そんな希望が見える回でした。 正面から向き合わせて、どう受け止めるのか気づかせてやることが塚本なりの優しさ。 そして視点を変えさせて元気付けようとする、夏みかんの魔法は隆也なりの優しさ。 春樹の抱える過去は壮絶で、彼の持つ力はたしかに特殊だけども、人は大なり小なり何かを抱えて生きている。 自分だけじゃないんだよね。それに気付ければ、苦しみに寄り添うこと、分かつことも出来るのかもしれない。そんなふうに思いました。 殻に閉じこもってしまっていた春樹に大切なことを教えてくれた早苗さんに感謝です(笑) ラストまで読んで無性に塚本の話が読みたくなった(笑)そういう終わり方に思えたのは私だけだろうか。 シリーズ続編、そして塚本×春樹を待ってます!
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さとりさん~、残響、最後まで読んでくださってありがとうございます! そして、温かいレビューまで(;_;) もう、なんていうんでしょうね、辛い子を更に苛めてどうすんだ……みたいなお叱りを受けるかと、恐々の更新だったんだけど、みんなが温かく、優しい気持ちで読んでくれたことにホッとしました。 さとりさんにもこのシリーズ、気に入ってもらえてて嬉しかった>< ほんと、こんな腹立つほどナーバスですぐ病んじゃう主人公とか普通は有り得ないし編集さんいたらすぐに却下されてしまいそうなんだけど(/_;) そう、この物語ではサイコメトラーと言う特殊能力で春樹の辛さを表していたけど、実際だれしも「他人にはきっと
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