紫織

僭越ながら、レビューさせて頂きます。 小鳥遊さんの作品はどれもまずタイトルが素敵だなと思っていて、長編を読み始めるのがなかなか苦手な私はまずは短編から、と思いまかろんさんの絵のこちらから読ませて頂きました。 読んでいて、画面から紫陽花の綺麗な色が浮かび上がってくるようでした。 それは、主人公の藍子さんの心を写しているような素敵な情景描写だと思いました。 叶わない恋をしている気持ちが、神様の涙と合わさって、いろんな角度から解釈出来る作品かなと感じました。 自分の気持ちの逃げ場を、神様という見えない大きなものに預けることで救われたい気持ちもあるのかな、と考えたりもしました。 藍子さんが幸せになって、綺麗な虹がかかるように見守りたくなる、そんな作品でした。 その後が読みたくなりますね。 まかろんさんの絵ともマッチしていました。 素敵な作品を読ませて頂き、ありがとうございました(*^^*)
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紫織さま、素敵なレビューを書いてくださって、ありがとうございます。 紫陽花と言うと、青紫と赤紫。 私には、そんな大雑把な色合いの印象しかありませんでした。 そこに、このイラストを見て、ハッとさせられたのです。 こんなにも一つの花で移ろいゆく色合いなのだな、と。 それはまさに恋心のようで、切ない気持ちになりました。 雨と紫陽花。 涙と恋。 これらが、この一枚によって、私の中でリンクしました。 重くて切ないのに、優しくて温かいもの。 現実と幻想。 それらを表現したくて、この話を書かせていただきました。 少しでも伝わっていたなら、とても嬉しく思います。 読んでいただき、ありがとうござい

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