珠久せんな

私は登場人物が多い物語を読むことが苦手です。特に小説では文章から外観を想像するしかなく、名前と合致し辛い。そんな私でもすぐに覚えられるネーミングセンスと、登場人物達各々の個性の表し方が素敵です。 歴史ものだからといって固過ぎず、かといって逸脱してはいない。カタカナを使わないように気をつけているとのことでしたが、本当に細かい部分にまで気を遣っていらっしゃるのだなと感じました。 読者を飽きさせない物語構成も秀逸です。鬼を悪にいたらしめた者が人間であるといった部分は、今の社会に通ずるものがあると感じました。自分と見た目が異なるという理由だけで差別を繰り返す人間の、終着点を見たような気がします。 最後には藤音と隼人、桜花と伊織が幸せになってくれてよかった! 素敵な物語をありがとうございました。
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せんなさん 素晴らしいレビューをありがとうございました! SFジャンルでご活躍のせんなさんに、このような素敵なレビューをいただき、光栄です♪ 浅葱のエピソードは最も苦労した個所のひとつです。 鬼だからといって単なる悪役にはしたくない。今に至るまでの共感できる背景がなくては、読者に訴えかけない。それを見事に読み解いていただきました。 とても理知的なレビューでした。 暑さが続きますので、どうぞご自愛しつつ、ご執筆ください。 誠にありがとうございました。
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素敵な物語を、ありがとうございました^_^
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