焼き肉

関連作があるみたいですが、とりあえず今作のみを読んだ感想です。 短編ながらかなり練られた重厚な世界感でした。少し詰め詰めな感じがしたので、これだけ描けるなら中編かもう少し長めの短編の方が面白い世界観に入っていけたかなと思います。 あまり頭がよくないので全てが理解できたかは怪しいのですが、無邪気でヤバイ子達かと思いきや聡明でもっともな判断をした少女達は魅力的でした。世界の半分は最初男の記憶かと思ったんですが、物語の長さに反して壮大なオチで満足感のあるまとめ方の作品でした。
・1件
レビューありがとうございます! 裏を明かすと、少女=サイバー・バードの言う「食べきれなかった」半分の情報と言うのは、人々のオリジナルの記憶を指します。サイバー・バードは情報量を落とした記憶群の劣化コピーと融合し、残りを「歴樹」の種に詰めて男に託すことで保険をかけました。その行動の意味は拙作「記憶六晶」に繋がる部分ですので、ご興味ありましたら是非御一読下さい。 とあるコンテストで入賞を頂いた作品で、当時10000文字以内と言う制限の中で書いたと言う事もあり、後半がかなり駆け足になってしまいました。仰る通り中編に書き直すことも将来的に考えたいと思います。 この度はありがとうございました!
1件

/1ページ

1件