ゆみ

最初から伏線が張られていたので結末が予想出来ていましたが、どこかで奇跡が起きないかとラストは読み急いでしまい、 今は2巡目に入り、今度は一文字一文字じっくり読ませてもらっています。 哀しい映画を見てもこれほど涙は出ないだろうと思うくらい泣けて、数年ぶりに聴いたホタルを聴いてはまた泣いてと、どっぷり赤いホタルにハマっています。 紫さんの文章が頭の中で映像化していて、私の中では小説でもあり、映画でもあります。 読者でこれだけ思い入れてしまうのだから、生み出した作者の紫さんの思いはどれほど大きかったかと推し量っております。 このお話を書きながらご自身も、外に出たくない、食べられない、眠れないほどのしんどい状況もあったのではないでしょうか。 そんな中で読者として心からお礼申し上げたいことがあります。 ラストで山崎さんが人見さんと律ちゃんを会わせてくれた事、そしてもしかしたら本編のみで完成するつもりだったかもしれないのに、番外編を書いて下さっていることです。 人見さんの人生が哀しく辛いものだけではなかったと、最後に律と出会えて輝いていた事。でも心残りが出来てしまったことも、読者の想像だけで無く示して頂けて感謝しています。 番外編の完結まで陰ながら応援しています。 赤いホタルを生み出して頂きありがとうございました。
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