僭越ながらレビューをさせて頂きます。 この二人に一体何が? 読み始めると同時に、独特の世界観に惹き込まれました。 想像を膨らませ読み進めると、一つ一つの文章が丁寧で想いが込められていると感じ、場面毎の描写が鮮明に浮かび上がってきます。冒頭とは違った何気ない日常からの、ふとした切っ掛けから始まる物語に、儚く、切なく、胸を締め付けられました。 特に秀逸だと感じたのは、見せ場となる箇所の感情表現と心理描写です。 私が特に感情移入して読んでいた箇所は、瑤子が龍の事を好きだと気付き、元彼と別れる場面。やはり、心苦しくなります。自分勝手すぎると感じました。そこが、この物語の凄いところ。憤りを感じた時点で、私はこの作品に惹き込まれていたのだと分かります。 描写の下手な作品や、理想だけが先走った作品では、そうは思えません。作品のレベルが高いからこそ、そんな感情が芽生えるのです。 そして、人の好きという感情は決して解明できません。自分ではどうしようもない感情が芽生えてしまうからこそ人間。それらが、とても良く表現できているなと感心してしまいました。そんな経験を経て、辛い状況を何度も乗り越え、ラストに見せる瑤子の強さに繋がったのだと感じます。 また、細かな伏線も楽しませてくれます。何気なく撮った龍の写真、それぞれの細かな動き、父親の存在と意味など、伏線が回収される度に「なるほど」「そういう意味が」と声を漏らしてしまいました。 切ないけど前向きになれる、人は強くなれる、そんなメッセージが伝わってくる物語。堪能させて頂きました。面白かったです!
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大滝さん♪ お名前の横に、忙しすぎて目眩がって書いてあるのに、書いてあるのに(TДT)ほぼ毎日この拙作『ヒカリの中に、私はいる』におつきあいいただいたうえに、励みになるようなペコメをこれまた毎日のようにさりげなく残してくださいました。 こうして日々声をかけてくださったうえに、拙作を読み込んでいただかないと書けないだろう素晴らしいレビューまで書いてくださるなんて(*T^T) 感情移入してくださったエピソード、伏線についてなどなど。読んでいて唸ってしまいました。 めちゃくちゃお忙しいなか、嬉しくて、ココロが震えるようなレビューをかいていただき、本当に本当にありがとうございました。・゜・(ノ
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心を込めて書くからこそ、ドラマは生まれます。伝わりましたよ( ゚∀゚) ドキドキして、クスッとして、目頭が熱くなりました。 落ち着いたら、他の作品も伺いますね( *・ω・)
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