あまり共感できなかったのですが、年齢差のせいかもしれません
「最後」という言葉に悲しみだけでなく楽しさが伴うのは、これまでの経験に対する誇り、未来への抱負があるから。 「最初」という言葉に緊張が走るのは、未来への抱負と不安の合間で揺れ動き、往々にして不安が勝る場合が多いからです。 なにかひとつのことにこだわり、熱狂し、一時的な熱はすぐに消え去る――これも世間の流れのひとつで、これを否定してしまうと「たかが四年に一回のオリンピックで盛り上がってはいけない」という考え方になってしまいます。 そのあたりのことが、まだ高校生の主人公には分からなかったのでしょうね。でも最後に、「平成最後」を満喫してくれたようなので、彼もやがて「最後」の楽しさの意味に気付くかもしれませんね。
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