とても不思議な世界観
【読む前予想】 何となくだが、お彼岸をイメージしてしまった。もしかしたら、無くなった恋人との再会を意味するのではないだろうかと。 【感動したところ】 とっても不思議な世界観。彼女とはある坂で待ち合わせをするのだが。 なんとなく、マッチ売りの少女がマッチをすると見える世界のようなものを感じた。二人は本当にそこにいるのか、それとも彼にしか見えない世界なのか、曖昧なところに不思議な魅力を感じる作品である。 【自分が主人公の立場だったら】 一年に一回しか会えない関係なのだろうか。それでも彼女を思い続け、逢いに行くのは凄いと思う。それだけ彼女に魅力があるのだと思う。しかしながら、もし自分が主人公と同じ立場だったら、他の人を好きになってしまうかも知れない。一年に一回は辛いよなと。ただ、コンサートには行けるようなので、続く可能性もあるかも。ただ、坂はあまり上りたくないなと思ったので、主人公の愛の力は凄く感じた。 【物語のその先を妄想】 自分はどうも、この彼女が生きているようには思えない。そここがとても気になるところだ。だが、彼は恐らく毎年約束の時に、約束の場所へ向かうのではないかと思う。生きているのであれば、いつか二人は幸せになれるのではないかと予想する。しかし、なんだかしっくりこない。それが本音である。
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感想ありがとうございます。 ご推察の通り、彼岸のその日。 昔付き合っていた彼女のお墓参りをするお話です。 大人になった今でも、彼は彼女のことを思い返しながら、毎年毎年彼女のもとを訪れる。そんなお話です。
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こちらこそ! やはり、感じた違和感はそこでしたか>< ん?生きてる?って思ったんですよね 儚い線香花火は、命の灯と、落ちた時に喪うとうイメージが湧きました。言葉でハッキリ伝えるわけではなく、このようにイメージさせるという表現の仕方は、とても文学的で素晴らしと感じました。

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