Takehiko

見上げた蒼穹のような深い作品
人は皆孤独である。 たとえ血のつながりのある肉親でも、 心から愛した恋人でも、自分ではない別の個体である。 病の時は自分一人で戦い苦しみ、誰も肩代わりをしてもらえない。 ただ生きるか死ぬかの病いや、事故の後 突然気づくことがある。 自分が活かされて、今ここに立っていることに。 この主人公のような体験は、 すべての人に起こることではないのかもしれない。 それでもいつかこの美しい地球の風の吐息を頬に感じ 優しい陽射しに瞑目して己の鼓動を感じる時 二度と戻ることのないかけがえのない「今」を 僕らも愛おしみ、涙する時が来るのかもしれない。 秋の美しい描写にため息がでてしまった。 僕も沢山の輸血をいただき生き延びた一人として ひどく共感してしまいました。 (僕も少し性格が変わった気がしますよw) 素敵な時間をありがとうございました。

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