依田文子

美しい物語
夏に降る雪の描写から始まるノスタルジックなプロローグを皮切りに、矛盾した登場人物達が桜の木を巡って奔走する物語。 主人公に深く関わってくる年上の存在は他の作品でも度々見られ、今回だと若さんがその立ち位置なんですが、そのキャラクターが物語により深みを与えてくれて無くてはならない存在としてある所が凄く好きです。年上の言葉って自然と重みや説得力がありますし、夏目を通して共感したり考えさせられたりして凄く良い影響を貰ってます。 理想主義者と現実主義者。特異点。雪に溶けてしまった夏目の記憶。桜の木に取り残された蛍の未練。全ての謎と伏線を回収し、花火を灯して夏を取り戻したラストシーンは圧巻でした。 鷹尾さんにしか書けない表現方法や物語の展 が本当に好きなので、これからも鷹尾さんワールドを見せてください。一ファンとして心から応援しています。
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いつも素敵な感想有り難う御座います( ;∀;) 基本的に拙作の登場人物たちは大体どこかが欠けてるイメージがあって、それを教えてくれるメンター自体も「欠け」がある……と言う矛盾を今作では意図的に触れてみようと思って書きました。 やっぱりメンターは動かしやすいし、人間臭くていいですね。 本当に素敵な感想、有り難う御座います! これからも止まらずバリバリ書いていきます。その度に精進もいたします。 どうぞ心行くまで、お付き合いいただければ幸いですm(__)m
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