Stardustdesert

祝福の鳩を思い出しました。
高校の時、駅から学校に向かうまでの道に、鳩を飼っている家があり、朝それが編隊を組んで空を舞う姿は、なんだか若さへの祝福のようで、その姿を今思い出しました。 理系の学問に励み、科学者になりたいと熱望していた頃の情熱も。 それも今の私はなんだか萎びかけているようで、それは作中の、汚染された地球にも似た心象なのかもしれません。そして。 「失われたものを取り戻すのも対価が伴う。」 それは何事に対してもそうなのかもしれませんが、その中にも、やはり人のドラマがある。 一を得るには一を失う、この無常の世界の中で。 そんなことを感じました。
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レビューをいただき、ありがとうございます。 等価交換といいますか、質量保存の法則というべきか、何かを得るには何かを失うという人生観もあるのかと思います。 ただ本作は旧約聖書のエピソード(というか、世界中にある洪水神話)に沿って物語が進行するため、やや懲罰的でつらい世界観となりすぎたきらいがあります。 現実世界は必ずしもこうではないと私自身は願っているので、「持たざる者」であるクリスが状況を打開する展開となったのかもしれません。 今朝公開のファンシー・コウさんの作品、「とどかないクリスマスプレゼント」が正に人生のつまづきと再生を扱っていました。私が語るよりもはるかにメッセージが伝わりやすいと思
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