はーこ

明治レトロな恋愛サスペンス
現在更新分の99ページまで拝読いたしました。 町で起こった殺人事件をきっかけに繰り広げられる、謎が謎を呼ぶサスペンスストーリー。 舞台が明治時代ということで、個人的にどストライクな世界観にわくわくしながら読み始めさせていただきました。 女学校教師の風切先生、その友人で記者の志波、風切先生の教え子の月子と、ほかにも登場人物たちそれぞれの視点で物語が進んでいきます。ときおり過去を振り返った描写もされますが、現在軸ときちんと紐つけがされていて、妙につっかえることもなく、スムーズに読み進めることができます。 また登場人物たちの口調、服装、町並み等々、和洋折衷のレトロな雰囲気がありありとうかがえ、明治時代の日本へ本当に入り込んだかのような感覚をおぼえさせられます。 私も日本刀などが好きでして、『刃文』という単語が見えただけで狂喜乱舞しました。重花丁子の乱刃とは、なんとも華やかな一振りだこと…… 情景ももちろん、それぞれの思いをいだいて行動するキャラクターたちの心理描写も見事なものでした。とくに月子や蒼次郎、志波など、只者じゃない感がプンプンの方々がすごくすごく気になります。あんなくそ強い方々が一堂に会する世界線はなんなんだ…… 事件に関するシーンでは緊迫していたり、淡々と描かれているのですが、ちょいちょい間にはさまってくる月子と右京のやりとりを、近所の子たちの恋路を見守るおばさんのような心境で見守らせてもらっています。「右京おまえ、月子大好きかよ……」と微笑ましくさせられたかと思えば、「右京おまえ、まじか……」と月子のために手段を選ばない一面に驚かされたり。まわりが黙っていないですし、このふたりの今後がどうなるのかもまったく予想ができません。 魅力的なキャラクターたちがたくさんいる中、一番好きなのは蒼次郎さんです。ただの使用人ですとか言う人ほどウソみたいに強いんですよね。日本刀とセットでわが家にも就職してくれませんかね……だめですか……(遠い目) 物語が大きく動いて、事件の真相もこれから少しずつ明らかになってくるのでしょうか? 月子たちの過去もふくめ、謎が解き明かされるのを楽しみにお待ちしております!
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企画ご参加ありがとうございます。 感想もありがとうございます。いただいた感想の文章量に圧倒されました。このように感想を書ける方がいらしたことに、まず嬉しさを感じました。 刃文への言及、ありがとうございます、華やかさを演出したくて重花丁子の乱刃にしたので、分かっていただけて嬉しいです。実は柄巻も凝ろうかと思ったのですが、名前が長いしテンポが悪くなりそうなので、やめました(ˉ ˘ ˉ; ) 蒼次郎が好きですか。なかなか通ですね。蒼次郎が仕事クビになって就職活動を始めた日には、刀を持って、はーこさんのお宅に伺うよう勧めておきます。 右京と月子の関係や伏線も、少しずつ回収していくつもりですので、
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お忙しい中、お返事までありがとうございます! 文字数ギリギリまで長々書いてしまうのは、私の悪癖です……もっと要点をとらえた感想・レビューを書けたらいいんですけど💦 私の作品はお手すきのときでかまいませんので、のんびりご覧いただけましたら幸いです。 あらためまして、素敵な物語をありがとうございます。本棚追加させていただきました! 続きも楽しみにお待ちしておりますm(_ _)m
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