それぞれの感情が渦巻く本格ミステリー
まずは、この作品に出会わせてくださり、本当にありがとうございました。遅ればせながら読了しましたので、拙いですが、感想を書かせていただきます! 冒頭部分を読んだ時、「これは私の苦手なホラー系?((;゚Д゚)))」とドキドキしたのを思い出します(笑) でも、実際に読んでみると、そんな浅いものではありませんでした。 ただの超常現象かと思っていたドッペルゲンガーに、まさかそんな過去があったとは……。「捨て子」という設定は初めて触れるもので、初めて知った時は、切なさに胸が一杯になりました。 どちらかが消えなければ存在を許されない片割れ。同じ姿の人間同士が殺し合わなければいけないというのは、怖いだけではなく本当に苦しかったです。自分が襲われる理由も分からない悠人たちと、捨てたことが許せない捨て子たちの対比は、切なくも本当に見事でした。 途中途中、登場人物に襲い掛かる悲劇の数々に、心が折れそうになることもありました。しかし、彼らの友情と絆が本当に熱い!! 最後まで読み終わってみれば、悪者なんて誰も居なかったことがはっきり分かりました。誰かを思う気持ちが巻き起こした悲劇。しかし、彼らがそれを「悲劇ではない」としたことが、1番温かかったです。 何度も泣きそうになりながら、最後まで読み終えた今、本当に幸せで、満たされています。 彼らのこの先の未来も、見てみたいなぁと思いました✨ 最後に、この作品に出会うことができて、本当によかったです。改めて本当にありがとうございました!影の軋轢も、読ませていただきたいと思います!
1件・1件
素敵な感想をいただきありがとうございます✨長編にも関わらず、最後までお読みいただいてとても嬉しく思います😭 ページコメントもたくさんいただいて、丁寧に拙作に感情移入して読んでいただいているのが伝わり、毎度感激していました✨ 最後の悠人の言葉は、弱気だった彼が捨て子のことを前向きに捉える成長を表したところだったので、読み取っていただいて描いた甲斐がありました😭 おっしゃる通り、この物語に純粋な悪者はいません。物語上、悪者がいた方が展開しやすいですが、悪者も悪者になるしかなかった事情があるんだろうなというところから捨て子の境遇を構想しました。また、「影の軋轢」も読んでいただけるとのこと、この
1件

/1ページ

1件