人の心は愛を知って愛を得る
出だしから姉の風花の月人に対する態度の冷たさが描かれており、物語の仄暗さがひしひしと伝わってきました。 その後の図書館での朔夜との出会いをキッカケに少しずつ二人が話をするようになっていくのですが、朔夜のなんとも言えない艶美な雰囲気や危うさ、物々しい姿、本を読んでいない時に見せる無邪気な顔(表情)が読者の私ですら魅力されてしまうほど、キレイに描写されていました。 話が進むたびに、明かされていく真実に切なさと同時に愛おしさを感じて、ただの「復讐劇」ではないこの物語にどんどん引き込まれていき、後半の全ての真実がわかって、朔夜が月人の前から姿を消した辺りからの月人くんの心情描写はとても胸が苦しかったです。 でも、同時に朔夜の思いが語られた最後の部分は、読者である私ですら愛おしくなるほどの葛藤と愛で「この話を読んで本当に良かった」と心から思えるラストでした。 登場人物、全員が不器用で、生き方が下手くそで、それでも、朔夜の復讐劇の終わりを境に成長した姿がとても胸を打たれました。 風花さんもきっと月人と同じくらいに弱くて小さな存在なんですよね。 それは朔夜も同じで。月人もそうです。 最初は復讐劇の中にある恋のお話かと思っていたのですが、蓋を開けてみたら、切なくなるほどしっかり練り込まれた、素敵な人間ドラマでした。 今まで読んできたBL小説の中でもとても心に残るストーリーで、是非とももっとたくさんの人に読んでみてほしい作品です。 BLという垣根を越えて、勧めたくなるほどに素敵な物語でした。 感情のままに感想を書いたのは初めてです(;´∀`) 意味不明すぎる感想になってしまい、すみません。 とても素敵な作品を読ませていただきありがとうございました!
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※追記失礼します。 勝手なタグ追加申し訳ありません。 もっと評価されるべき、という風に感じた作品で、内容的にもヒューマンドラマ寄りだったので、タグ追加させていただきました。 もし、「ちょっと…」というタグは消してくださって大丈夫です。
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いやいやいや!申し訳ないなんておっしゃらないでください! タグ追加本当にうれしかったです(泣) こんな風にタグまで入れてもらえる日がくるとは。。。(泣) 本当に本当にありがとうございましたm(__)m
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ひまわりさん(泣)もうもう。。なんと申し上げてよいか。。 この物語、かなりの分量だったと思うのです。にもかかわらず最後までお読みいただけただけではなく、心のこもったお言葉を贈り続けてもらえて、毎朝、ひまわりさんからのお言葉を見ることがどれほどに私を勇気づけてくれたかわかりません。 私はあまり自分に自信がありません。 自分の作品にも。独りよがりで伝わらないことも多いと思ってしまっています。 しかし、これほどに寄り添って読んでいただけ、登場人物の心情を感じてくださっている。 そのことが私にどれだけ自信をくれたかわかりません(泣) 書いてよかったと心から思えました。 私にとって月人も朔夜も風花
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緒川ゆいさん、こんばんは。 良かったです〜! 私も本当に素敵な作品にしかタグ追加する勇気がなく。 タグで誰かに見つけてもらえる可能性が高くなるので、つい追加したくなっちゃうんです( ´∀`) 文字数は気になりませんでした。 つまらないと思ったシーンすらなく、時間があればもう一度読み返させていただこうと思います。(そのくらいにはお気に入りの作品になりました!) むしろ、最後の方、読み進めたい気持ちが勝ってペコメを怠ったことが心残りですね( ;∀;) こんなに素敵な作品が書ける緒川ゆいさんはもっと自信を持ってもいいと思います。 こちらこそ、こんなに素敵な作品を生み出して下さった緒川ゆいさんに
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