【コメント】人ではない少年の、成長と葛藤の物語

母ナキ鳥籠　prologo・Capitolo.1「bambini（子供たち）」

人ではない少年の、成長と葛藤の物語

　作品、拝読しました。良かったです。　文章力は十分。描写力も情景や心情がしっかりと描かれており、場面場面の状況の推移もちゃんと描かれています。特に戦闘と心情の描写が良い。戦闘場面はお陰で臨場感がありますし、キャラの心情も細やかに描かれているため感情移入もしやすかったです。　そのためか、ストーリーも常に緊迫感がありました。主人公の人ならざる者故の焦りや不安、それぞれのキャラが抱える問題や苦悩がしっかりと描かれており、それらが折り重なって全体的に次に何が起こるのかという不安や期待を抱かせます。特に主人公は、困難な道を行くが故に様々な困難に直面してその度に悩むことが多く、しかしそれでも進んでいく様がとても好印象でした。最後に大きな決断をした彼ですが、果たしてどんな運命が待ち構えているのか。続編の方も是非、読ませていただきます。　以上がレビューとなります。　これからも執筆活動、頑張ってください。応援しております。

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