月形 みちる

一大平安絵巻
胸の内を素直に明かさない義守、頑張り屋さんなのに自信を持てず素直になれない姫君、鬼の子であり、たぐいまれな能力を持って生まれたために、壮絶な人生を余儀なくされた酒呑童子。 孤独な三人がひととき互いに心通わすものの、政治闘争に巻き込まれ引き裂かれてしまう壮大なファンタジー。 能力のあるものはあることに苦悩し、能力のないものはないことに呻吟する姿が印象的でした。
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