吉田安寿

トピックへのご参加ありがとうございました<(_ _)>
身分の違いで引き裂かれた主人公と彼女。片方だけのラブラドライトのイヤリングに二人の真意を込めて表現されたのが巧いなぁと思いました。ラストのブーケトスの件、どうしようもない後悔や空白の時間、喜怒哀楽すべてを超越した先に残っていた純粋な想いが重なって切なかったです。 それだけに、主軸となる主人公の心情が時々不明瞭でもったいないと感じました。冒頭では彼女のことを酷評していますが、別れたのは彼女の両親に反対された事、それに徹底抗戦するだけの自信や情熱が持てなかった自分への失望だと読み取らせていただきました。決して嫌いになって別れたわけではないですよね? 結局、自分に対して怒っているのですよね?   だとすれば、酷評やイヤリングを投げつけてやると息巻いていた動機が今一つ「?」でした。「彼女のことを悪者にしなければ、自分のアイデンティティーを保てなかった」とか、「可愛さ余って憎さ百倍状態だった」という弱さゆえの変化ならば、そこには触れておいた方が良いのではないかな、と思います。 こちらのお話は女性側の視点と対になっているということなので、男性視点として書き分けるのであれば、せっかく一人称で書いていらっしゃることですし、彼の心の機微や動き、変化をより掘り下げて描かれたほうが対比が際立つのでは、と思います。 また、一人称にしては全体的に言葉が多い印象を受けました。表現の重複や助詞、指示詞の使い方など、推敲の余地があるように思われます。それと、私もいまだにやってしまうのですが、わかっているつもりの言葉でも意味を違えて覚えていることは誰にでもありますので、使われる前に確かめる癖をつけられるとよろしいのでは、と思います。 ありがとうございました!
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ご丁寧なレビュー、ご指摘誠にありがとうございましたぁ! 的確なご意見、とても耳が痛いですねぇ笑 元々この作品を収録予定で作っていたので、文字数制限等でかなり削ったのもありますが、もっと手を掛けてそれこそ光る「宝石」になるように精進致しますぅ✨ この度は本当にありがとうございましたぁ!
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