管野アリオ

時を超えた縁(えにし)で結ばれていた二人
以前から、かなり気になっていた上乃様の小説。 連載中は一切見ずに、完結するのを見届けた後、一気に読みました。 両親を事故で亡くし、かつての父の職場を見てみたい、と思い働き始めた真悠子と、真悠子の父を神様と呼び、医者を目指すきっかけになった遼輔のラブストーリー。 真悠子が見てしまった書類を、互いに勘違いした事で、遼輔は真悠子に『溝口教授と中林の関係を探れ』と命令し、その後、教授と中林が二人でいる所を目撃するために、ドライブという名目で空港へ出向いた事で、二人の距離が少し近付いた時には、思わずニヤけてしまいました。 真悠子がスマホを職場に忘れて溝口と中林の会話をたまたま耳にした事で、父が大学病院を退職した本当の理由を知る事になり、ショックで帰宅しようとした真悠子が院内で遭遇した遼輔に自宅まで送った際、彼に、自分の父親の事を打ち明けた時は胸が締め付けられる思いでした。 後半に出てくる、遼輔が子どもの頃に真悠子の父宛に書いた手紙に、感無量で涙が……。 二人が絆を深めていきながら、父が退職した真相を探る姿に、『頑張れ!』とエールを何度も送っていました。 最後の一行を読み、読後感が爽やかな気持ちになったのは、自分史上、初めてです。 そして、真悠子は可愛い!遼輔はカッコいい!この一言に尽きます。 この小説も、コミカライズ化、書籍化して欲しいと願っています。
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アリオさん、コメントありがとうございます。 「偽りの…」よりも長いお話を一気に読んでくださったうえに、こちらの作品にも感想を書いてくださり本当にありがとうございます。 今回は真悠子の父親であり遼輔の尊敬する恩師が軸になるストーリーでしたので、甘い恋愛というよりは二人の絆が少しずつ深まっていく姿がメインになってしまいました。 さらに後半は悪事を働いた二人に対しての糾弾にスポットを当てていたので、このような感想をいただけてとても嬉しく思っております。 また、ラストはあの終わり方で決めていたものの、完結させたあとで「やっぱりもう少し甘いラストの方がよかったかな…」と思っていたこともあり、読後感が爽や
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上乃様、お忙しい中、返信ありがとうございます! 二人を結んだのが、真悠子の父であり、遼輔が神様と呼ぶ医師でもある、という設定がとても素敵だな、と思いまして、読みながらとても温かい気持ちになっていました。 色々な出来事がストーリーの中に散りばめられていて、夢中になって読み進めてました。 二人の絆が深まっていきつつ、濃厚な二人の時間のシーンは糖度高めで、無意識に顔がニヤついてました。 脇役の皆さんが、このストーリーでも面白い方々が沢山登場されてて、クスっと笑えるシーンもあったりするところは流石ですね! 二人がお墓参りを終え、外に出たら青空に一筋の飛行機雲が出ていたシーンは、二人の輝かしい未来へ
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