toma

夫婦とは・・・
コミカライズの広告から、軽い気持ちで拝読してみたら、深く考えさせられました。 正直なところ、記憶喪失以降は、理解しがたい、受け入れられないと思う状況が多々ありましたが、サイドストーリーを含めて、すべて読み終わってみると、記憶喪失時における理人の心情、行動にも合点がいきました。 人として誰しも、勘違いや間違い、ダメなところはあるけれど(この物語では本人がどうにもできない病気ですが)、それも人の弱い部分として受け止めて、理人という人間をまるごと受け入れて、変わりなく愛し続けてくれる、深い愛情を持っているのが、言うまでもなく遥菜なのですね。 そんな遥菜の自己犠牲精神と、深い愛情に触れることによって、心が動き、生き方も変わっていく理人。だからこその「結婚生活編」で、かっこよくない面も恥ずかしい面もダメなところも含めて、すべてまるごと受け入れて、人生を共に歩んでいきたいという覚悟が見える。それが夫婦のありかたなのではないか、と問われているように、この作品から伝わってきました。 読み返すたびに、違う気づきがあり、深い感動が、心を潤してくれます。 私自身、家族の都合で、数か月前より海外在住なのですが、日本にいなくても、このように小説やコミックを母国語で拝読できるのは、嬉しい限りです。 異国の地で、心が不安定なときに、この作品に出会えて、エネルギーをもらいました。 ありがとうございました。
6件・1件
tomaさん、コメントありがとうございます。 コミックの広告から原作を探してくださったのですね。 こんな長い小説を読んでくださり、また全てのside storyまで…。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 原作はコミックよりも甘くなく、特に遥菜にとっては終始切ないシーンばかりなのでがっかりされるかと不安でしたが、楽しんでいただけたようでほっとしております(^^) 特にコミックから来られた読者様には記憶喪失以降のシーンは受け入れてもらえないようで、「いらない」という声が多いのですが、私としてはそれがあったから遥菜も理人もお互いを大切に思い、理人は無償の愛を知り、一生を共にする強い絆ができたのでは

/1ページ

1件