うづきあお

生き様、そんな言葉が眩しく光る物語。
嵐が通り抜けた後の、うっすらと青い空。 そんな余韻がまだ胸の内に残っています。 『ふたりの 好い マチ 世界』、最後まで楽しく読ませていただきました。 とても読みやすい文体で、映像を見るように物語の世界へするりと入り込めました。 作者様の筆力の高さは勿論ですが、独特のリズムや言葉選び、遊び心、展開の意外性と見事さにラストまで惹きつけられました。 特にこだわりが詰め込まれたタイトル『ふたりの 好い マチ 世界』が物語の芯にドンと居座り、ストーリーが進むにつれて印象を変えていく様がとてもよかったです。ラストで変化した意味にはもう号泣です……! 重く暗い過去やシビアな状況が土台となりますが、“紗香さん”という花火のように強烈で魅力的な人物が投下されたことにより、もう目が離せなくなりました。 このお方に私自身何度も何度も振り回され、時にハラハラしては悲鳴をあげ、時に感動しては涙を誘われました。 次はいったい何を言い出すのかと毎回楽しみでもありました。 彼女といることにより、冴えない男として描かれていた主人公俊也さんの魅力が静かに浮き彫りになるのも好きでした。 死というものを背水の陣に、自分たちの生き様を懸命に模索する二人。 他人から見れば滑稽なことをしているのかもしれない。 その価値は二人にしかなくて、でもどこまでも真剣で、だからこそ愛しくて。 読み進めるうちに、どうかどうか幸せにと願わずにはいられませんでした。 沢山感動させていただきました。 素敵な物語をどうもありがとうございました。
1件・2件
うづきさん  最後まで読んで頂いた上に、コンナ心温まる嬉しいレビューまで書いて頂き、書いて良かったと、涙まで浮かべました。  本当に、有り難うございます。  うづきさんの「砂漠の月」楽しく読ませて貰っていますが、何分にも年寄りで、読むのが遅くて申し訳ありません。  勉強に成るので、必ず、読み続けて行きます。  良かったら、コメディ作品ですが、レビューで(サイト上に無い知人たちの感想は、多く在ります)多くの子を持つ母親の方たちから、最後の方で泣いたと言われた「母ちゃんと僕とボロ自動販売機の問題」にも、目を通して頂けると嬉しいです。  今回は、本当にありがとうございました (^_-)-☆  
1件1件
こちらこそ楽しませていただき、また沢山勉強させていただきました。 ありがとうございます。 『砂漠の月』にもいつも遊びに来てくださりありがとうございます。 リョウの家族に興味を持ってくださり嬉しいです。 後半になりますが、なぜ彼らがあんな態度をリョウにとるのかも出てきます。 まだまだ改稿途中な上に更新が不定期ですが、星野さんが無理のない範囲でにお付き合い頂ければ嬉しいです☺️ おすすめありがとうございます! 私も読むペースが遅いですが、またそちらにも遊びに行かせていただきたいと思います。

/1ページ

1件