大佐戸達也

単なる恋愛モノとして読んでも、それ以上のものを求めても、答えてくれる作品です。
 中学3年生で広報委員長の莉子と、「夜逃げ」という噂とともに転校してきた大和との、恋物語です。大和には複雑な人間関係があって、大人たちの勝手な事情に振り回されてきたが、莉子とともにそれらとの対峙の時を迎え、やがて二人は――。  単なる恋愛モノとして読んでも爽やかで十分に楽しめますが、けれどそれだけじゃない、謎解き要素たっぷりのハラハラ感や、大人の世界を覗き見たときのようなドキドキ感、そして自分の運命を自分の力で勝ち取っていく、力強さも感じられる物語だと思います。
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大佐戸さま 素敵な感想をお寄せくださり、ありがとうございます。大佐戸さまのような、重厚なものがたりを描かれる方にお言葉を頂戴できて、本当に嬉しいです! 「夜逃げ転校生」は、中高生の友達以上恋人未満な関係を、私自身楽しみながら書いた作品です。その中に込めたいろいろな要素を、余すところなく掬い取ってくださっているのは本当にさすがというほかなく、作者冥利に尽きます。 大人たちは立場に囚われて煮詰まってしまっているものを、主人公たちがまっすぐな素直さで向き合おうとする成長——みたいなものが隠れテーマだったのですが…大佐戸さまの書いてくださった「運命を自分の力で勝ち取っていく力強さ」、そう、これは私
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こんなに丁寧にお返事頂いてしまいむしろ恐縮します💦レビュー書くときって「魅力を伝えられているか?」「トンチンカンなこと言ってないか?」と思ってばかりですが、作者の佐古見さんにそう言って頂けてほっとします。まあ、もうみんなこの作品の魅力を知ってるので、何を今さらという感じですけどね😎(笑) ありがとうございました〜✨
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