感想・レビュー一覧 12件

全部読んだら灰色だった。白も黒も赤も見えたのに、読み終わったら灰色が残ってた。 水の音とか単発の短い音は聞こえて、他はうるさすぎるか静かで何も聞こえなかった。こんなに文字があるのに音としての声が聞こ
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外は雨、――。 少し古いフイルムを、薄暗い部屋で寛ぎ見ているような世界観。 詩の世界も雨。 たっぷりと湿気を含んだ空気を感じつつも、言葉は淡々と表現されているから重たくないのです。 黒にもい
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何気ない日常を切り取り、特別なものと変えてゆく それはそれぞれが、気づかないものかもしれないけれど… 何気なく過ごし、みていく日常と人の波 見ているだけではなく、誰かからは見られていて…どこかで同調
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レビュー失礼いたします。 物憂い季節を切り取った場面がするすると繋がっていく、妙な心地よさを感じました。 一度読み、二度目を読み、ああそうなんだ…見る人と見られてる人の両方からのアプローチを包
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<Monologue Acoustique> ガラスの向こうは黒、黒が藍色に変わる時……もうすぐ夜明け。夜明けと共に始まるストーリーにドキドキしました <Ⅱ> Ⅰに出てきたレモネードの人の目線なんです
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物憂げな秋を切り取ったような詩が素敵でした。 肉まんの人とレモネードの人がリンクしているのが、点と点が線で繋がったようで、妙に嬉しく感じてしまいます。 ほんの少しのすれ違いだけれども、確かにお互いが存
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夢想と現実をごっちゃにしたようなまどろむ情景、主人公や脇役たちの心理描写が細かくかつ色濃く描かれていて、映画の中のワンシーンのようでとてもかっこいいですね! Monologue Acoustique
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何気ない日常にふと広がる心の陰はどうしようともどうにもできずに持て余す。 そんなやるせなさを沢山の言葉に含ませて、リアルな状況なのに叙情的なのは、作者様の言葉選びの旨さなのでしょうね。その感性を見習い
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自分も知らない誰かを何気無く見ているけど、 自分も知らない誰かに何気無く見られている。 全く違うようで何処か似かよっていて、知らないうちに繋がっていて...。だけど印象が薄ければ、人混みの中に紛れて
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わたしも技法なんてなにもわかりませんよ 正直、すきかきらいかしか述べられません そして、すきなんですよね そして比喩がいちいちうつくしい 憎いくらいにうつくしいんですから うらやましいんだかなんだか
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レビュー失礼します。 10ページという 限られたページ数の中で、とても読み応えのある読了感を まず体感しました。 この詩集では、「肉まん」「レモネード」 寒さを増す季節においてのアイテムを巧みに
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流石!遥汰君の作品は現実社会にそっと息を吹き掛ける様な「詩が生きている」感じをとても強く感じます。そして、「秋」というワードを一切使わず、季節感を出す所も素晴らしいですね♪ 見事に世界に魅了されました
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