特集

橙武者、推して参る

謎多き剣客、岩見重太郎と後身・薄田兼相。その熱き人生。

千堂

4時間48分 (172,411文字)
武道ライターを生業とする作者の時代小説。旅と出会い、闘争を通しての少年の成長を描きました。

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あらすじ

 京、鞍馬流を修めた浪々の剣客・岩見重左衛門は、小早川隆景立ち会い の御前試合で卓越した技量を発揮し、小早川家の兵法指南役の座を勝ち取る。しかし、重左衛門の立身を妬む家中の古参・広瀬軍蔵一味によって、

感想・レビュー 5

面白い! これぞ時代小説。

なにしろ主人公が魅力的。物語にわくわく。 もし、この作品が書店の店頭にあったら、わたしは間違いなく手に取るだろう。 次回作も購入するだろう。 迷っているあなた、まずは、本棚に!
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武術と生き様のドラマ

私はあまり時代小説を読まず知識もありませんが、本作は本当に楽しく読ませていただきました。前半は少年の冒険譚と成長記として、後半は重厚な人間ドラマとして、飽きさせない展開の連続で、その中でさりげなく描か
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鐙武者、薄田隼人正兼相の物語。

極上の剣豪小説と軍記小説を2冊同時に読みきったような読後感です。 物語の終盤、薄田兼相と超有名なあの剣豪が対峙する場面は鳥肌ものでした。 そして、祇園藤次の存在が隠し味的なものになっていて、この秀逸な
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