桔梗の谷

孤独な鬼はひとりの童子と出会った。

9分 (5,064文字)

次に読みたいファンタジーコンテスト「人外・異種族」　投稿作品

桔梗、明智光秀の旗印、美しい水色、鬼と呼ばれた大男の瞳の色。ツノのない鬼、南蛮人なのでしょうか。茜色の空、美しい母の白い肌、火縄銃の赤い火花、色彩あふれる上質な絵本のようです。「腹の奥底にお日さま

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短編ですが、状況がしっかりと伝わってきます。ページ毎の描写が丁寧で、ムラが少ないのが素晴らしいですね。登場人物の心温まる交流、そして辛く悲しい別れ、希望を持たせるラストと完成度の高い作品でした。

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一人ぼっちの悪戯〇は、どこから現れたか不思議な〇子を見つけます。人を遠ざけて来た〇の心が〇子に傾いていく様子に、とても優しく温かい気持ちになりました。思った通りの展開に嬉しくなりますね。母を亡く

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公開日	2019/8/22

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あらすじ