ジムナスターの花

私は彼をいつも君と呼ぶ——

川端柚月

58分 (34,367文字)
初めて恋愛の話も書いてみました。実質短編集なので、前置きの「1」と「5」以降だけでも読んで頂ければ、、

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あらすじ

 ある言い伝えによると、人は死んだ後天国へ行く際にまず天使のところへと行くのだという。目的は死んだ人が抱えなくてはならない壺、にある。涙の入った壺だ。彼らが人生で流してきた涙が、その記憶と共に壺一杯に

感想・レビュー 1

トピックへのご参加、ありがとうございました

 最後まで拝読しました。 亡くなった人は天国へ行く前に天使と会い、生前流した涙と記憶の入った壺を売らなくてはならない──これは冒頭にも引用されているように、『詩篇』の登場人物ダビデが自らの不屈の信仰精
ネタバレあり
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