このページのリンクアドレス

エブリスタ
覆面スイマー

小説 青春

覆面スイマー

覆面スイマー

戸未来 辰彦

(9)

泳ぐ覆面男。追う女の子。

完結

723ページ

更新:2017/08/09

説明

サメの覆面をした謎の競泳選手に想いを寄せる女の子の物語
表紙イラスト[リンク]は、キアシヨ氏[リンク]作
巻末イラストは、あめ氏[リンク]作

※この小説には、津波の描写が含まれています。

2015/08/21 [特集]新潮イベント応募作2nd[リンク]

2017/02 改稿の上、講談社「メフィスト賞」に応募(http://kodansha-novels.jp/mephisto/manuscript/201702.html)
2017/08 「メフィスト賞」選外

今後、再び改稿する可能性がございます。ご閲覧頂いている皆さまには大変ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。

この作品のタグ

作品レビュー

快紗瑠
快紗瑠さん
【作品】覆面スイマーについてのレビュー

ネタバレ

昭和の時代。
覆面レスラー『タイガーマ〇ク』(伊達〇人)が、厳しく辛いトレーニングをしていく中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じ苦しみを味わわせたくないと、悪役のクセは中々抜け出せない中でも、孤軍奮闘し、孤児たちに寄付し続ける悲しきヒーローを描いた漫画があった。

そんな有名な漫画を彷彿させる、「覆面スイマー」
まさに、陸から水中へと変化を遂げたヒーロー。

悲しき過去がトラウマとなり、最大限のパワーを出す前に安全装置が働くヒーロー。
しかし、何かの拍子にそのリミッターが外れる。
そのリミッターを外すものこそ、父の形見である覆面という、もう特撮ファンやアメコミヒーローファンであっても、こういうネタは大好物っしょ!!と言わんばかりの発想力。

しかも、この物語のいいところは、特撮やアメコミのヒーローのように、「絶対にあり得ない」力を持っているのではなく、ごくごく普通の青年が、自らの力を最大限に発揮し、自らの命を削ってまでも、人々に勇気と感動と復興支援を与えるという感動的なエンターテイメント性だけでなく、恋愛、青春、友情、ヒューマニズムを組み込んだリアリティ溢れる作品。

人は、「一生懸命」なものに惹かれるもの。
自分の命を削るような、危ういヒーローだからこそ、余計に彼を応援したくなる。

彼女の彼を想うひたむきな愛も然り。
覆面スイマーを中心として集まる「絆」も然り。

そして、常に火事場のクソ力を発揮することで、自らがオーバーヒートを起こしていることなんて、当然、己自身が気が付いているっていうのに、それでも「そこ」に挑み、多くの人々に力や勇気を与える男。

きっと、彼が頑張れるのは、そこに「愛」があったからなんだろうなぁ……

占い師として出て来たヒプノセラピーといい、難しい医療知識、古式泳法等、あらゆる知識をふんだんに用いていながらも、それらが決して厭味ではなく、自然と頭に入り込むように文章の中に落とし込まれていることにも感動しましたが、それよりも、何よりも。

一人の女性が愛した男の生き様を、ここまで生生しく、尚且つ、ヒーローとして昇華させた『覆面スイマー』

これ、まじでドラマ化か映画化して欲しいっす!!

もう、映像で想像出来ちゃいますもん。

『タッチ』と『タイガーマスク』を掛け合わせたような感動をありがとうございます!




もっと見る

2016/11/05 18:24
コメント(2)
ぽぽあっと
ぽぽあっとさん
【作品】覆面スイマーについてのレビュー

水泳を題材にしたヒーローエンターテイメントともいうべき本作。素晴らしい感動をあたえてくれる作品でした。

物語はある少女がタイトルにもなってる『覆面スイマー』を追いかけるところから始まります。

彼女自身の成長を『覆面スイマー』の活躍を通して見事に描かれています。

この作品の素晴らしい所は登場人物それぞれの『情熱』の熱量が凄まじいところです。

これは読んでみればわかると思いますが、設定をしっかり作り込まれているからこそ、その熱量のベクトルが重なり1つの太い幹のように突き進んでいく快活さと爽快感が生まれてくるのです。

そして登場人物の立ち位置がしっかりしているので、メリハリがあって含みも持たせている。だから魅力的な登場人物がいるにも関わらず、主人公と『覆面スイマー』がはっきりとフロントマンとして本作で大活躍できてるんですよね。

物語の展開も素晴らしく、本作では様々な事件が降りかかってきます。一難去って、また一難。

もうハラハラドキドキすること間違いなしです!
ただそこに焦りと落ち着き、行動と内面、そして解決に導く閃きがマッチして心地いい展開に繋がっていきます。

まだまだ書きたいことは沢山あります。
本当は本作の結末にも繋がっていくテーマについても書きたいのですが、ネタバレ書きそうなのでやめます。

ただ1つだけ言えるのは、物語の最初からそのテーマに対し『覆面スイマー』は闘っていた。そして、時代を越えて愛されるヒーローになって突き進んでいったということです。

だから時代がこの設定だったのか!なんて妙に納得して、感心してしまったり、それを抜いても、その結末に胸を熱くしたのです。

簡単に言えば、ただ単に感動しました。素敵な作品でした。

まとめますと、本作『覆面スイマー』は水泳という競技を題材にして、その熱いストーリーに興奮し、現代の問題に対し力強いメッセージを感じることのできる素晴らしいエンターテイメント作品だということです。


素敵な作品をありがとうございました!
そしてこれからのご活躍を期待しています!

※日本泳法に明るい『覆面スイマー』ファンの読者より

もっと見る

2016/07/31 17:08
コメント(2)

戸未来 辰彦さんのその他の作品

作品を読んだ人におすすめ

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント