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エブリスタ
悪趣味

小説 ホラー

妄想コンテスト短編作品

悪趣味

海岳 悠

(1)

言葉の不気味さを知っていますか?

完結

13ページ

更新:2016/05/01

説明

あらすじ

 人生を少し舐めていたのかもしれない。進む道が分からなかったから、誰かに道を示してほしいと思っただけなのに。今はただただ絶望している。

「誰がもう占いなんて信じるか」

 俺は『占い』のせいで人生はめちゃくちゃだ。仕事も私生活も占い師が言ったとおりにやっているのに全てがダメな方向に進む。

「所詮占い師なんて言葉を巧みに操るペテン師」


 俺は誰にも言えない趣味がある。それは「占い師狩り」、俺が味わった屈辱を彼らにも味合わせようという復讐劇。根は真面目な俺にはこんな趣味誰にも言えない。

いつものように潰す占い師を定め、狩りに行く。

「あまり見た目にとらわれると本質を見失いますよ」

 占い師は少年だった。幼い風貌と反した説得力のある言葉一つ一つが俺の心にずっしりとのしかかってくる。言葉をこんなにも「怖い」と感じたのは初めて。

 俺は少年の占い通りに人生を送り始めたら、何もかもが上手く行くようになる。でも、少年が言った「少しの不幸が幸福になる」という言葉が分かった気がした。

惹きつけられる『言葉』の不気味さが襲いかかってくる。

久しぶりの妄想コンテスト応募作品です!

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